Meet Misa Imai
私の故郷は、九州は福岡の大自然に囲まれた、初夏にはカエルの合唱する田んぼのあぜ道、山の湧き水の流れる泉、美味しい柿やイチジクのなる樹々があちこちにあって、森への散歩道のあるような田舎です。植物や食、生き物への好奇心が強く、ものをつくることが大好きな私は、東京で主に映画やTVなどの美術舞台セット制作やアートディレクターのお仕事をしています。     
フェルトの魅力
初めて手にしたふわふわの羊毛からフェルトに変身していく姿が面白く、羊毛の手触りや香りが牧歌的な感じ、制作工程が驚くほど自由でシンプルなことが、私にはとても魅力的に感じたのです。フェルトは、柔らかく、軽く、暖かく、繊細なものから立体的で実用性の高いものまで作れる自由な素材としても新鮮な出会いでした。
デザインを思いついてはフェルトで作っているうちに”それ欲しい”の声がまわりに増えてきて、一部作品の販売も始めたところです。
ハンドメイドものは1点が完成するまでに少し時間がかかるものもあります。作品がお手元に届くまで少しお待たせすることもあるかもしれませんが、そんな時にはどうぞ緑の平原でのんびりしている羊たちの顔を思い浮かべてみてください。
 
*フェルト作品に関するご質問や購入希望があれば、お気軽Contactのメールより直接ご連絡ください。
羊毛いろいろ
フェルト作りに使用する羊の原毛にもいろんな種類があります。毛が太いものや細いものふわふわ、モコモコ、ゴワゴワしているもの.....羊の個性が見えてとてもおもしろいです。ここでは私が良く使っている羊の種類と特徴をご紹介します。
[メリノ- Merino]                      
一度は聞いたことのある羊だと思います。世界各地に分布し、世界で最も優れた品質の羊毛を、最も多く産出している羊種です。見た目モコモコの毛は圧巻です!羊の中でもっとも白く、1番毛が細くてしなやかです。フェルト化すると光沢もあり美しい仕上がりになります。生産国はスペイン、現在はオーストラリアと南アフリカ産メリノが主流。
[ロムニーマーシュ- Romney Marsh] 
紡ぎ、フェルト、ニット製品をハンドメイドで作る上で、メリノと同じくらい人気の羊です。私もお世話になることが多いとても使いやすい羊毛で、染色された原毛はとても色鮮やかで、ニードルフェルトや大物フェルト作品まで幅広く使える万能羊毛です。元々はイギリスのケント州のケントという羊種をニュージーランドに移植されて有名になりました。目元の優しい愛らしい羊です。原産国はイギリス(ケント地方)、現在はニュージーランド、オーストラリア産ロムニーが主流。
[コリデール - Corriedale]
メリノ種と長毛種リンカンなどを交配させた品種で、日本にも1914年に輸入されました。日本の気候にも適しているので、現在日本で飼育されている羊のほとんどはこのコリデール種です。とても肌触りが柔らかく、フェルトや紡ぎでも扱いやすい羊毛です。原産国はニュージーランド、現在は日本の他、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチン産が主流。
時々使っている、ラクダの仲間の「アルパカ」や、山羊の仲間の「カシミヤ」なども独特の光沢と質感や特徴があって他にはない魅力があります。
ここにご紹介した品種以外にも、世界中には素晴らしい多くの種の羊毛があります!今後はフェルト作品ページを通して、いろんな羊毛の情報もご紹介していく予定です。
最後まで、読んで下さりどうもありがとうございます。 Misa                                                                                                

       

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